【ゲーム】「うたわれるもの 二人の白皇」三部作の最終章はどこから遊べば楽しめるのか
アクアプラスから9月21日に発売される「うたわれるもの二人の白皇」は三部作の最終章に当たります。
では第一部から紹介していきましょう。
「うたわれるもの 散りゆく者への子守歌」
2006年に発売されました。今から約10年前ですね。ジャンルはアドベンチャー+シミュレーションRPGとなっています。このジャンルは同社の「ティアーズトゥティアラ」でも採用されています。
これはファイアーエムブレムに近いものを感じさせますが、それよりストーリーを重視したものです。ファイアーエムブレムはシミュレーションとRPGが組み合わさったもので、その合間にストーリーがある感じです。
それに比べてうたわれるものではストーリーはアドベンチャー方式で進んでいきます。キャラクターとテキストウィンドウが表示されるアレです。これがなかなか長く、アドベンチャーの割合が6対4もしくは7対3の割合で、これだけ見るとシミュレーションRPGがおまけみたいな扱いになっています。ですがそんなことはなく、シミュレーションRPGの方も完成度が高く、色んな遊び方ができます。
ストーリー
物語はとある村で主人公が目覚めるところから始まります。主人公は自分の名前すら覚えていないという、謎の人物です。その主人公が村で暮らしていく中、色々ともめごとが起きます。それを解決しようと頑張るうちにそれは大きくなり、やがて国との争いに巻き込まれることになります。
ファンタジーな世界観で戦争というありふれた?ものになっています。ですがそこまで血生臭くなく、優しいキャラクターたちとのほんわかした雰囲気の中ピリッとした出来事が起こる感じです。
ただしこれが緊張感が足りないという方もいらっしゃると思います。主人公は記憶がないくせに知識だけは豊富で解決策を次々と生み出していきます。それは都合よすぎないか、なんて思っていました。しかし物語終盤になるとやがてその謎も明らかになります。これは戦争とはという主題ではなく、それを通した主人公の物語なのです。
戦闘シーン
シミュレーションRPGというからには難しいというイメージが先行されているかもしれません。ですがこちらは難易度が低く誰でも楽しめるようになっています。オーソドックスなシステムで速さを基準にキャラクターのターンが回ってきます。ターンになると移動させて攻撃、逃げる、アイテムを使うなど色んな行動が出来ます。ちなみに視点はふかん型2Dとなっています。
ちびキャラたちがちょこまかと動くのがかわいく、癒されます。
まとめ
アドベンチャーとシミュレーションRPGが上手く融合し合って、美しいハーモニーを奏でます。ストーリーは終盤になるにつれ引き込まれていき、熱中すること間違いなしです。シミュレーションRPGは独自のシステムなどはあまりなく、基本さえ抑えてしまえば簡単に操作できると思います。
「うたわれるもの 偽りの仮面」
三部作の第二部という関係より、新たな物語と言ってもいいでしょう。そしてこれは最新作「うたわれるもの 二人の白皇」の前編に当たるということです。なので最新作からプレイするのはお勧めしないです。第一作目との関係は今のところあまり関係がないのでこの偽りの仮面から始めても大丈夫だと思います。
変わったことと言えば、戦闘シーンが3Dになったということでしょうか。主人公の生い立ちも第一作目と似たようなものになっています。そして終盤に色々と明らかになるのですが、謎を残したまま終わってしまいます。これでは前編と呼ばれても仕方ないと思います。ですがストーリー自体が悪いのではなく、色々と謎を残したことが問題になったのです。それはこれから発売される、「うたわれるもの 二人の白皇」で明らかになるでしょう。
「うたわれるもの 二人の白皇」
ここからプレイするのはお勧めできません。そして公式のホームページでのストーリーを見るのもやめておいた方がいいと思います。前作のストーリーのネタバレぎみです。システムはほとんど変わっておらず、前作、前々作が楽しめたのなら楽しめると思います。
さて、タイトルで挙げたどこから遊べばいいかですが、初めてプレイする方なら「うたわれるもの 偽りの仮面」からでいいと思います。もし気に入れば、一作目を遊んで三作目を遊ぶと楽しめる部分が増えます。
一作目を遊んだ人なら二作目も楽しく遊べると思います。不満点に挙げられる消化不良の結末ですが、三作目がもうすぐ発売されるので1年も待つということをしなくても、続きが遊べます。
どこから遊べばいいか迷っている方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?
体験版をプレイしてみました。