読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

静かな世界に響く、一つの音

自分の趣味全開で書いていく、そんなブログです。

複数のヒロインに好かれるのは幸せなことか否か

 ゲーム、ライトノベル、アニメなど特定のジャンルでよくある展開です。

ストーリーが進むにつれ、ヒロインが増えていく。

そしてそのすべてが主人公に好意を持っている。

そこまでは良いのです。

好意を持たれることは悪くない、それは信頼の証とも言えるから。

でもそこから発展して、恋という感情になれば話は別です。

ヒロインみんなが主人公に恋している状態になってしまったらどうでしょう?

 

さっきまで友達のように接していたのに、恋愛感情が生まれた瞬間、距離のとりかたがわからなくなってしまう。

いわゆるギクシャクした関係になってしまう、そしてその空気は他のヒロインにも伝わっていく。

応援、またはライバル、傍観、色んな関係で結ばれるヒロインたち。

主人公の気持ちが行方不明となるともうどうしていいか分からない。

 可能性の制限

私としては、ヒロインからによる好感度は最初からゼロで楽しみたい。

もし、最初から好感度マックスだとすれば、この先の選択肢が限られてくる。

もう主人公しか見えない、という状態では例え主人公が、この先何らかの行動を起こさなくてもヒロインと結ばれる可能性がある。

主人公の行動を大きく制限させてしまう。

普通、ヒロインを振り向かせるため色々な行動を起こします。

その主人公の行動こそストーリーを進めるためのピースとなります。

しかしその行動がすべて恋に変換されてしまうという可能性があります。

主人公はただ思うように行動しただけなのに、彼女たちにはその行動がとても色づいて見えてしまうのです。

 例えば

幼なじみだがヒロインの方には恋愛感情がない。

長い間幼なじみという関係で、異性ではなく年の同じきょうだいのようなものという認識だ。

主人公の方はそうではなかった。

そのために行動を起こす。

男らしさPR、頼れる人物、目指す方向は色々だが、気持ちは一定の方向に向いていた。

そしてとあるきっかけにより、幼なじみは主人公を異性と意識し始める。

ここでようやく好意から恋に感情が変化を遂げる。

そして物語の終盤、主人公からの告白。

二人は晴れて恋人になりました、めでたしめでたし。

 個人的な感想

とまあ、これは一人のヒロインに対するものだが、こういった展開が個人的にうれしい。

幼なじみだから最初から好感度マックスなんて言うのは、もうルートが決まってしまっているも同然だ。

だってそれを振り切って他のヒロインに行くというのは、抵抗感がものすごくある。

これは、複数ヒロインがいる場合はさらにツライ。

感情的には、崖に落ちかけているヒロインを何度も見捨てながら歩き、道の終わりに立っているヒロインの手を取る。

複数のヒロインがいる時点でこれは避けられないのか

それをなくそうとしたのが、みんな一緒に仲良く、というものだ。

そうだね、これなら誰も傷つかないし傷つけることもない、優しい世界。

だけどこのままで居続けることは不可能に近い。

もしヒロインの誰かが告白してしまったら、もし主人公が一人のヒロインを選んでしまったら、そのとき世界の均衡が崩れ落ちてなくなってしまう。

それなら誰も好きにならなければ良かった、そう思ってしまう。

選択するということは、何かを切り捨てるということ

もし恋愛というものがあれば、自分の選択で決めたいと誰もが思うはず。

誰かの言いなりで決めるなんて嫌だ、そういう気持ちが心の中に芽生える。

そして逆に自分で選びたくないという人もいるだろう。

選ぶということは、何かに優劣を決めそのなかで最善のものを選択する。

例え最善でなくとも選択しなければならない。

そんなとき、行動を起こせない人がいる。

何かを選び取ることはとても勇気がいることだ。

 与えられた選択肢

複数ヒロインがいる状態は、目の前に一番大切なものが並んでいると考える。

その中で一番を決めることができるでしょうか?

たぶん私にはできません。

確かに一番大切なものが目の前に多く置かれているのは悪くない状況です。

客観的に見ることができれば、それはとても幸せなことだと思います。

ですが、一つ選べと言われれば苦渋の決断をしなければならないのです。

一つを選ぶということは主観的になるということです。

見ているだけではなく、実際目の前に行って手を取るのです。

結局は複数人に好かれるという状況は見ている分にはいいが、実際には体験したくないということなんだと思います。