静かな世界に響く、一つの音

自分の趣味全開で書いていく、そんなブログです。

【物語】青い空は春風とともに 前編

風を全身で受けるように両手を広げる。耳を澄ますとさわさわと草や葉っぱが身をこする音を感じた。目を開けるとまばらに広がる雲と隙間から見える青いコントラストが何とも言えず、ただ見上げていた。ときたま差し込む太陽に陽が肌を熱くさせる。その心地よ…

【物語】思い出とタイムマシーン

引っ越しの準備 部屋の中には段ボールの箱がいっぱいだった。 「えっと、これはこっちの段ボールに入れて、これは――」 押入れから色んなものを取り出し、種類ごとに分けていく。元々片付けはそんなに好きじゃない。そのせいで押入れの中はごちゃごちゃになっ…

世界樹の迷宮5 妄想ストーリー5章「戦いの幕開け そしてデウス・エクス・マキナ」

leo1592.hatenablog.com 迷宮の歓迎 「はぁはぁ、キリがないわね……」 汗が止まらない、迷宮がこんなに厳しいとは。 「いま何体め~?」 前衛で戦っているユンが疲れたような声で言う。 「……五体め」 いつも通り寡黙だが、前衛と後衛の間でバランスよく戦って…

自然と環境 普通と特別

自然とは一体何なのか。 話すこと、書くこと、体を動かすこと、それらすべて自然にできるようになっている。 それは意識しない間に学んだことだからだ。 生まれてからずっと話されていればきっと話すようになるだろう。 生まれてからずっと文字の書き方を見…

よくある意見の対立、話し合い、そしてその果てに

一人の傍観者の観測 「話し合いをしましょう」 そういって話し合いを始める。 私は話し合いが嫌いだ。 話し合って解決するなら話し合う必要すらない。 話し合いが必要ということは両方の意見が食い違っている場合に起こる。 さてここで問題だ。 全く違う意見…

【感想】独特なアクションがやみつきになる「海腹川背」

このゲームを知ったのはDSで発売されたときだった。 最初は興味がなかったが、動画でのアクションを見て気が変わった。 (なんだかすごいアクションゲームだ……) 見ているうちにだんだんとプレイしたいという気持ちが出てきた。 調べてみると過去にSFC、PSで…

【感想】ボタンを押す楽しさを教えてくれた「リズム天国」

それは今からさかのぼること十年前 暑い夏の日のことだった。 「あちー」 うだるような暑さの中、商店街を歩いていた。 上はアーケード仕様になっていて直射日光を浴びることは無かったが、それでも体感気温三十度は超えているだろう。 拭いても拭いても止ま…

【物語】両手いっぱい、心はからっぽ

「ねぇねぇ、おじさんどうして赤い服を着てるの?」 ダウンジャケットを着なければ寒さが身に染みる12月末の冬の日のことだった。 そこには自分の背丈の倍ほどもある赤い服を着たおじさんが立っていた。 「おじさんが赤い服を着たらいけないのかい?」 あご…

世界樹の迷宮5 妄想ストーリー4章「冒険の物語がいま動き出す」

leo1592.hatenablog.com アルカディア評議会 目の前にある巨大な建物は見るものを圧倒させる。 街の中心地にあり私たちは今その場所にいる。 「サーちゃん、なんだかおっかないとこだね」 ユンがいうことも分かる気がする。 ここは今までの街並みと違う。 建…

【物語】「最後の一日をもう一度だけ」 奇跡はもういらない、私が奇跡になる

「なっちゃん、置いてちゃうよ」 ゆいはそういうとたったったっと走り出した。 「待ちなさいよ、ゆい」 私もそういって走り出す。 二人して走る放課後のろうかは静かでまるで二人だけの世界みたいだった。 窓から差し込む夕焼けは私たちの影を伸ばし、いっそ…

【感想】今からでも遅くない「ペルソナ4ザゴールデン」を遊ぼう

はじめに ペルソナシリーズの最高傑作と聞かれればこれと答える人が多いはずです。 今までのシリーズよりポップな雰囲気になり楽しみやすくなったというのが一つの要因だと思います。他にも洗練された戦闘システム、耳に残るノリのよいBGM、引き込まれるスト…

【感想】隠れた名作「超執刀カドゥケウス」君のタッチペンがメスとなる

どんなゲーム? 2005年にアトラスから発売された超執刀カドゥケウス。 ジャンル名はSF外科アクションというこれまでにない新たなジャンルです。 ジャンル名からわかるように外科ということでタッチパネルを使って手術をします。 ストーリーは主人公、月森孝…

Wii U 「スターフォックスゼロ」の体験版では操作感しかわからなかった

スターフォックスとは? スターフォックスシリーズは3Dシューティングゲームです。 ですが、中にはアクションアドベンチャーになってたり、シリーズだからといって統一されているわけではありません。 それは良くも悪くも新しさを求めた結果だと思います。 …

世界樹の迷宮5 妄想ストーリー3章「冒険のスタートラインへ」

leo1592.hatenablog.com 再び出会う仲間たち 魔女の黄昏亭の扉を開けると、活気づいた声が押し寄せてきた。 何人もの冒険者がテーブルでカップを片手にまるで子供のようにはしゃいでいる。 迷宮が云々、装備が云々という話があちらこちらで聞こえてくる。 (…

便利になっていく世の中、適応していく人々

まずはゲームの話をしよう。 家庭用ゲームを遊ぶには本体とソフトが必要だ。 揃えようと思うと約三万円~四万円ほどかかる。 自分にとってはあたりまえだった。 しかし、今家庭用ゲームは緩やかに衰退していっている。 その原因はスマホやネットが関係してい…

世界樹の迷宮5 妄想ストーリー番外編「ゲームをしたら異世界に来ていた」

私は玄関の前でそわそわしていた。 今か今かとその時を待っている。 さくら(まだかな……) しばらくして一台のトラックが目の前に止まる。 さくら(もしかして!!) そしてトラックの運転手がブツを持ってこちらに近づいてくる。 運転手「こちら、お届けに…

再び配信された体験版、ポケモンオメガルビーアルファサファイアを自分の記憶と比較してみた

一番最後にプレイしたポケモンシリーズはリメイク版金銀で止まっています。 それを踏まえ、今回再び配信されたルビーサファイアのリメイク版をプレイしてみました。 ゲームボーイカラーで発売された金銀の次に、機種がゲームボーイアドバンスになって登場し…

メトロイドプライムブラストボールの体験版をして思ったこと

メトロイドと言われればサムスを大体の方が思い浮かべると思います。 しかし、このゲームでは登場しません。 代わりに、銀河連邦軍隊員の一人となってゲームを進めることになります。 そして新しいバトルアーマー、メックに搭載して戦いに挑んでいくというも…

愛着がありすぎると価値観がわからなくなってしまう

自分の持ち物で今まで使ってきたからとか、誰かからプレゼントされたものだからとかで、物の価値が変わってしまっていることはないだろうか? 例えば、今の持っているシャーペンが学生時代から使っているものだとしよう。 それと同じものが新品で店頭で並ん…

世界樹の迷宮5 妄想ストーリー2章「二人組の冒険者」

leo1592.hatenablog.com やっと着いた~!! 森から抜け出し目の前にアイオリスと書かれた看板。 ようやく日の光が差し込み、小鳥たちのさえずりとしんとした空気が辺りを包んでいる。 「ここに来るまで会わなかったねー、ほんとどこにいったんだろ?」 仲間…

複数のヒロインに好かれるのは幸せなことか否か

ゲーム、ライトノベル、アニメなど特定のジャンルでよくある展開です。 ストーリーが進むにつれ、ヒロインが増えていく。 そしてそのすべてが主人公に好意を持っている。 そこまでは良いのです。 好意を持たれることは悪くない、それは信頼の証とも言えるか…

奇跡の代償

世の中に存在するのだろうか。 「奇跡ってあると思いますか?」 誰かが話しかけてくる。 辺りを見回しても誰もいない。 声だけが空から降ってきた。

世界樹の迷宮5 妄想ストーリー1章「彼女は冒険を求め、その大地へ」

これは5人の冒険者によって綴られる冒険譚である。 世界樹の迷宮5の世界を元に私が勝手に脚色した、物語である。 この先ネタバレやストーリーの違いなどあるかもしれないが、ご了承願いたい。 それでは、彼女たちの始まりの物語を見てみよう。 目の前に広が…

無料配信になった音楽ゲーム「バンブラPデビュー」

約三か月前に「大合奏バンドブラザースPデビュー」が200円から0円の配信となりました。 これにより誰でもダウンロードすれば、簡単にバンブラが体験できるようになりました。 まずバンブラとは? 最初ニンテンドーDSのローンチタイトルとして発売されました…

「星のカービィ ロボボプラネット」体験版でわかる雰囲気

最近体験版が配信された、3DS星のカービィ最新作「ロボボプラネット」をプレイしてみました。 体験できるのは、ノーマルステージとロボボステージの二つです。

デレステ イベント「きみにいっぱい☆」後半戦はじまりました

後半戦ではイベントで使うptを2倍、4倍と多く消費して、たくさんのptを手に入れることができます。 ですが、もらえる経験値と報酬は1回分です。多く消費して時間短縮するか、いつも通りのプレイをして経験値をもらうか悩みどころですね。

レトロ調な「世界一長い5分間」の体験版をプレイしてみた

はじまりに 思い出があるから悲しくなるんだ、そう誰かが言っていた。 その思い出を失くした主人公バック。 気が付くと目の前には、巨大な体をした威圧感放つモンスターがいた。 隣から声が聞こえる。 「やっとここまでたどり着いたぜ、魔王さんよ!!」 ヤ…

ちょっと切ない青春物語 「明日、今日の君に逢えなくても」

「明日、今日の君に逢えなくても」というタイトルだけでいったいなんなのだろうと、わくわくしました。 本を買う時は大体タイトルとあらすじで買っています。 本の中を読んで決めるということはほとんどしないです。 面接をするときと同じで、会って数秒で印…

夏休みの宿題で一番きらいだった読書感想文

たくさんある宿題の中でなぜきらいなのか 他の宿題は勉強したところの復習がほとんどです。自由研究もなかなか頭を悩ませますが、結局は調べたことをまとめることが多かったので苦労はしなかったです。 それに比べ、読書感想文というものは本を選ぶところか…

体験版 世界樹の迷宮5をちょっとだけプレイしてみた

どんなゲーム? この世界樹の迷宮はダンジョン探索型RPGです。 普通のRPGはストーリーの沿って進んでいき、ダンジョン、フィールド、町などを探索しながらクリアを目指します。 この中のダンジョンをメインとして進めるのが世界樹の迷宮です。 特徴的なのは1…